路線バス乗り継ぎの旅を知っていますか。
簡単に路線バス乗り継ぎの旅とは・・・テレビ東京系で放映された旅番組シリーズで
太川陽介、蛭子能収の出演で2007年10月20日から2017年1月2日まで全25回(シリーズ1)。
レギュラー出演者2人と女性ゲスト(女優またはタレント)1人を加えた3人が、
日本国内にある路線バスを乗り継いで3泊4日の日程内に目的地への到達を目指す。一般的な旅番組とは趣が異なり、路線バスにより制限時間内に
目的地への到達を目指すことが第一となっている。このため、一行は観光を楽しむよりも時間に追われながら、
制限日数内で最終目的地に到着することを最優先に行動することになる。
引用元:Wikipedia ローカル路線バス乗り継ぎの旅
現在はシリーズ2としてローカル路線バス乗り継ぎの旅Zが放映中ですが、今回はシリーズ1のほう。
定番の面白さに加え、どういうところが面白いと感じたか、各視点で考えてみました。
視点1.定番
視点2.ちょっとかわいそう
視点3.ギリギリがほしい
視点4.これはすごい
視点5.不可解
目次
ローカル路線バス乗り継ぎの旅が好きなので(視点1)定番
・太川さんがバス内で地図を凝視するなか、蛭子さんはバスで寝る
すっかり定番。
太川さんが、次のバス停からのルートを探そうと地図をにらみながら構想中。
蛭子さんの爆睡!!
地図を見る人が複数いても意見がまとまらないこともあるので、余計な口を挟まれない分だけ集中できたのかも。
それにしてもこの対比。
たまに女性ゲストが蛭子さんを寝かさないよう、寝かけたら話しかけるという作戦?で蛭子さんが苦笑の回も。
・バス旅なのに、平気でバスがつながらず、歩きまわってヘトヘト
バス旅なのに、バスのつながらない区間があるのはもはや定番。
そのたびに次につながるバス停まで目指すこと数キロ。
全然路線がつながらず、一日10キロ以上歩いた回も。
出演者の疲れっぷりが画面越しに伝わって、見てる側ではこんなに苦労してるんだからと成功を願いましたよね。
それなのに、よく歩いた日は大体移動距離がよろしくない。
通常ならバスに乗れている時間を歩いた時間にあてているので当然。とはいえ・・・つらすぎる。
・旅番組なのにかつ丼等、ご当地料理を無視した注文をする蛭子さん
どうやら海産物が苦手な蛭子さん
お昼でどこへ行っても郷土のご当地料理に目もくれず、毎回かつ丼などのどこでも食べられるようなものを注文。
通常の旅番組で、ご当地料理を食べないなんてありえない。(太川さんや女性ゲストは比較的ご当地料理食べてますが)
でも目的は制限時間内に目的地につくチャレンジ番組(独自解釈です)なので、調子を落とさないためにその作戦?は正しいのかも。
ローカル路線バス乗り継ぎの旅が好きなので(視点2)ちょっとかわいそう
・バス路線を調べてもらっている間に店のアイスを断りもなく食べて視聴者の一部をドン引きさせた太川さん
ある放送回で、またバスがつながらず歩きまわった回。
1件の小さな案内所に入った際、路線を奥で調べてくれている方の許可を得ずに、お店のアイスを出して共演者と食べた太川さん。
暑さや疲れもあり、軽い気持ちだったんでしょう。
結果、当時のネットニュースでは一部視聴者をドン引きさせたとの報道が。
確かに見てて「あれっ」と思ったところではあります。
もちろん、違法な行為なのでちょっとくらいというつもりはないですが、編集でどうにかならなかったものかと。
その箇所をカットするとか、テロップで「即座に全員分の代金を支払いました」と入れるとか。
ローカル路線バス乗り継ぎの旅が好きなので(視点3)ギリギリがほしい
・無事にゴールしたはずなのに、ギリギリゴールじゃないと感動が薄い!?
目的地に間に合うのか。番組後半が特に盛り上がります。
最終日なのに、出だしで1時間のロスが発生!
目的地近いのに最後のバスのめどが立たない!!
特に印象深いのが、最後にこのままバスに乗り続けたらほぼ間に合わない。
でも途中で降りて、別の路線ならありそうということで途中下車したら読みが当たってギリギリ成功!!!
この時は驚き、思わずテレビに向かって惜しみない拍手を送りました。
さて、お気づきの方もいると思いますが、こんな感動もギリギリ感があるから成立するもの。
お昼くらいに成功(ゴール)した回がありました。
成功したことは素晴らしいですよ。出演者も最大限の喜びを表現しますよ。
でもね。・・・・・・・・・
なんだろう。この消化不良感。
3泊4日の最後はできるだけギリギリ感がいりますね。成功でも失敗でも。
ローカル路線バス乗り継ぎの旅が好きなので(視点4)これはすごい
バス旅の3名以上にすごいのが番組スタッフ。
スタッフの頑張りが、随所で垣間見えます。
・バスの中はもちろん、乗った後のバスを後ろから車で撮影、高い位置から空撮。
・行けなかった名所・旧跡を番組進行の妨げにならない部分で紹介。
・長距離を歩く出演者の後ろからだけでなく、前方、道の反対側などいろんな角度から撮影。
・100mは離れているであろう畑の中から、出演者の乗ったバスを農作業中の農家の人を構図に入れての撮影。
土地勘のない場所でバスを見失ったら大ごとですから、位置の連絡も密にやっていたものと推測。
いつも何気なくみていましたが、映像の視点が変わるたびに、スタッフの存在を感じられるようになりましたね。
ローカル路線バス乗り継ぎの旅が好きなので(視点5)不可解
・最後の路線バスではマドンナ3人という奇特な演出。なぜ最後に負担を増やす?
ほとんどの路線を乗りつくした。
蛭子さんも高齢でバス旅をつづけられなくなった。
人気番組も上記のような理由からなのか、最後の路線バス乗り継ぎの旅が放映されました。
そこではなんとマドンナ3人。
人数が増えるほど、移動や意思決定のわずらわしさは増えるというのに。
体力を理由に卒業という人もいるというのにこの試練。
そして実際に「まさかのスーパー買い物していてあわやバスに乗り遅れ!?」も発生。
・なぜ路線バスに乗るために海外まで行く?
路線バス乗り継ぎの旅は、国内の路線バスを使ってバスを乗り継ぎ期限内に目的地までたどり着けるか。
これが主目的ではあるものの、廃止される路線がある事実を通じて過疎化の進行を暗に伝える番組と思ってみてました。
なのにローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIEでは初の海外!!
国内だからこそバス旅が身近に感じられていいというのになぜ海外?
視聴者に何を伝えたいの?
視聴・・・・。
結構面白いかも。