現在、ニンテンドー3DS(DS,2DS),Switch (Lite)、PSP等の携帯型ゲーム機があります。
そのような携帯型ゲーム機が生まれる前、「アドベンチャーゲームブック」(以下、ゲームブック)という本があったことを知っていますか?
「何それ?」
「聞いたことはある。」
そういう方に向けて、まずは簡単な仕組みから♪
目次
子供のころハマったアドベンチャーゲームブックの仕組みとは
本は最初から1ページずつ順番に読んで行くのが基本です。
ところがゲームブックでは、読み始めた1ページの文末に「選択肢」と「ページ」(例:135へ進む)が記載されています。
読者(以後、プレイヤーといいます)は、その指定されたページに進むことでストーリーの展開したり、イベントが発生したりします。
選択によっていろんなページに移動するため、「アドベンチャーシート」というものが用意されていて、
・体力ポイント
・技能ポイント
・運勢ポイント
・金貨枚数
・食料
・薬
・その他の装備品
・今まで進んできたページ数
これら装備品や体力など書き込みます。
特に今まで進んできたページを記録することは重要です。
なぜなら、進んだページの先でケガや呪い、変身、死亡などいろんな事態が発生するため、いつでも好きな場所に戻れるようにしておくことが必要だからです。
「進むごとにページ数を書き込むなんて面倒くさそう」
ええ、そうなんです。
もしやるなら、面倒なので、途中から大事な選択肢の場合にだけ記録する方法がおススメ。
子供のころハマったアドベンチャーゲームブックの魅力とは
それでは、そんな面倒なことをしてまでゲームブックをやったその魅力とは?
魅力その①:選択肢で示されたページでストーリーがどう展開するのかドキドキ
指定されたページに向かっているときは、自分の選択の答え合わせを見に行くようで毎回ドキドキもの。
一喜一憂しながら、どんどんストーリーにのめりこんでいく。
魅力その②:ページ数に限りあがるため、ストーリーがサクサク進む
基本1冊のゲームブック内で完結するため、ストーリーの展開が早く、気付けばあっという間に夕方。
でも結構進んだし、面白かったから良しとするか。といった感じ。
魅力その③:たまに出てくる挿絵で世界観を感じられる
とくに古めのゲームブックでは挿絵が独特の世界観をかもしだし、より深くゲームブックの世界へプレイヤーを引きこみます。
例えば、あるゲームブックにて。
大量の吸血鬼の集団が出現したため、プレイヤーは隠れてやり過ごすことにした。
すると、1人の吸血鬼だけ立ち止まり、吸血鬼の集団が見えなくなったのをみはからってこう言った。
「いるんだろ。」
薄笑いを浮かべながら血走った目でこちらを見ている挿絵がバーン!!
(画像はイメージです。該当の挿絵が見つからず。)
夜中に一人でやっていたので、それはもう怖くて怖くて。
最後に
先日ゲームブックを見つけ、親からゲームブック禁止令を出されたくらいハマりすぎていたのを思い出したので魅力を紹介しました。
書いているうちにまたやりたくなってきたなー。
個人的になるべく古めの表紙のものが、ゲームブック最盛期のころに作られたもので、アツいのが多い気がします。
いくつか挙げておきますので、これを機会にやってみては。
最近出ているもので、こういう本もあるんですね。
さらに上記のディズニー版も