ネットワークビジネスやマルチ商法という言葉を聞いたことがありますか?
「マルチ・レーベル・マーケティング」やネットワークビジネスという表示がされることもあるため、
単なるビジネスと勘違いした方もいるのではないでしょうか?
目次
■会員が新規会員を誘い、その新規会員が更に別の会員を勧誘する連鎖により、階層組織を形成・拡大する販売形態である。正式名称は連鎖販売取引で、その通称である。表向き合法であるマルチ商法を謳う組織でも、違法となるネズミ講と判断された事例も多い。
引用元:Wikipedia・マルチ商法
自分も社会人になって会社以外で人脈を広げたいと思い、活動していた時期に何度かネットワークビジネスの勧誘を受けました。
その体験を踏まえ、勧誘を受けたことのない方に向けて、どのような勧誘方法をしてくるか、またその時に取った対処方法などをお伝えします。
当時を思い出して主な3つを書きました。今回は「その1」です。
※なお、ネットワークビジネスに対して真摯に取り組まれている方を非難するものではないことをお断りしておきます。
ネットワークビジネス(マルチ商法)からの勧誘方法とその対処方法 その1
勧誘方法:イベントを主催、ノリのいい人を指導的な役割を持つ人へ引き合わせる。
例えば、このような人は注意したほうがいいかも。
注意したほうがいいかも
・楽し気なイベントに参加してくれそうなノリのいい人。
・押しに弱く、人の誘いを断ることが苦手そうな人。
ある程度いろんな話ができるようになったら、別のイベントへの誘いがあることでしょう。
その「別イベント」こそ、指導的な立場の人にピックアップするための場。
真の目的は上記の「別イベント」にその人を呼んで何らかのクロージング(契約・仲間に入れる)をすることにあります。
対処方法:別のイベントの内容をしっかり確認し、興味がなければ断る。
断るときのポイント
・断るときに理由を言わない。例:無理です。行けません。のみ
➡ 下手にウソの理由をついても、応対話法で「行けない理由」を1つずつつぶされるかも。
➡ 即答で返すほど効果大。
詳細事例1 ※少し長いので興味のある方だけどうぞ。
最初はAさん。この方は、キャッシュフローゲーム会の主催者でした。
※キャッシュフローゲーム自体は投資の考え方がよくわかるゲームで、とてもためになるうえ、面白い。
キャッシュフローゲームとは:「金持ち父さん貧乏父さん」の著者ロバート・キヨサキ氏の考案したゲームで、お金について学べるボードゲームです。
市営の多目的室で行われた会の参加者は、その方を含めわずか数名。
とはいえ初心者だったこともあり、ゲームのやり方を丁寧に説明を受けながらその日は楽しく過ごせました。
その会は月に数回行われていたのですが、多くても参加者4~5人程度。
何度か参加し「Aさんは、休みの日に毎回施設利用料払ってまで主催して。よっぽどこのゲーム好きなんだな」と思ってました。
ある日、ボードゲーム会の終わりにご飯に誘われ、その時にビジネスについての講演会(セミナー)があるので聞いてみないかとのお誘い。
自分の仕事以外にも興味あったため、気軽にOKしました。
その講演会こそ、マルチ商法(マルチ・レーベル・マーケティング)の講演会だったのです。
講演は、都内の雑居ビルの1室で2~30人くらいが集められた中で開催され、言われるがままに前方の席に通されました。
講演者(以後Bさん)が登壇し、「マルチ・レーベル・マーケティングは、物が介在するので、ねずみ講という違法なものではない」
「不労所得で時間とお金を大事な人のために使おう」という内容でした。
正直、「マルチ」の話が出た段階で、あれ?とは思ったもののそのまま最後まで。
その後、Aさん、Bさん、自分、そのほか数名の参加者で食事へ。
そこでお金があったらどんなことがやりたいか。
今の仕事を一生続けていけるか。
不労所得を今のうちから作ることの重要性などを話され、具体的なマルチの話へ。
ある程度の話が終わったときに、
なるほど、ボードゲーム会は一種の人集めで、最終的にこういう話をするための手段だったんですね。
何気なく言った一言でしたが、Bさんの顔色が変わり、それから気まずい感じになってしまいました。
そのあと、別日に1回Aさんのボードゲーム会に参加、その後の食事やお茶などはお断りし、2度とその会に参加しなくなりました。
勧誘の際によく言われていた言葉、書籍・その他
言葉
「不労所得」
「もし、自分にお金があったら何がしたい」
「今の仕事を一生続けていく?そこでは長く働いていけるの?」
「権利収入でお金と時間から解放される」
「普通に働いていても病気やケガで働けなくなったら終わり。働けなくても収入が入る仕組みを作る」
書籍・その他
ご注意!!
以下で紹介する書籍や商品は、マルチ商法の際に利用する方がいるというだけで、
マルチ商法を推奨するものではなく、とても面白く、ためになった書籍・商品です。
ぜひ読んでみたり、遊んでみたりすることをお勧めします。
ロバート・キヨサキ「金持ち父さん 貧乏父さん」
学校で教わらなかったお金に対しての知識がエピソードを交えてわかりやすく紹介されています。
個人的にはESBIクワドラントについての話が新鮮で、こんな考え方があるんだと衝撃を受けました。(上級編もあります。)
ロバート・キヨサキ氏の考案したゲームで、
「金持ち父さん貧乏父さん」の著書内の「ラットレース」から抜けるためのコツを学べる「キャッシュフローゲーム」
もっと早くやっておけばよかった。
こちらも上級者用のものもあるらしいよ・・・。