物が多すぎて何から手を付けていいか分からない。
部屋をきれいにしたいけど物を捨てられない。
「もったいない」「いつか使うかも」と思い、なかなかモノって手放せませんよね。
今回は佐々木典士さんの「僕たちにもうモノは必要ない」から参考になった考え方や技術などをお伝えします。
目次
はじめに・・・ミニマリストについて簡単に
ミニマリズム、ミニマリストとは
下記が本書に記載のあったミニマリズムとミニマリストについてです。
ミニマリズムとは
「自分にとって必要なものを見つけるための手段」
あくまでも「手段」であって、モノを減らすこと自体を「目標」にされていないようです。
ミニマリストとは
「自分に必要なものがわかっている人のこと。」
自分の所持品は、入手したときは「必要だ」と思って取得・購入したつもりだったんですけど。
自分にとって「必要」なものがわかっていないから、「必要」でないモノまで入手し、持ち続けている状態ということなのかも?。
共感した手放す方法(考え方)
「モノ」の置き場所に家賃を払っている
これは盲点!!確かにそうなんですよね。
例えば本の場合、「本の置き場所」に家賃を払っているという事実。
本は家賃を払ってないにもかかわらず。
一時期段ボール何箱分も本を所持していましたが、その事実に気付いてから結構な数ブックオフに買い取ってもらいました。
引っ越しの時に持っていくか考える。
これは何度か引っ越しを経験していれば、実感として感じられますね。
以前、観光地で買った自分用のキーホルダーをケースにしまい込んでました。
また思い出の服や、もらいものの服もなんとなく使う機会がなく持ち続けてました。
そして引越しのタイミングで必要なものを箱詰めしていて、上記のようなものが最後に残ってしまう。
何回か引っ越しを経験し、毎回最後に残ることがくり返されるとようやくいらないかもと気付くんですよね。
ポイント
持ち続けるか手放すかは下記を自問して判断するとよいかも。
・「引越しの時に持っていく?」
・「引越しで最後に残るものじゃない?」
そういえば本書で面白い作品の紹介がありました。
365日のシンプルライフ
【簡単なあらすじ】
1つの恋を終わらせた男性が、モノに囲まれた空間に虚無感を感じて、1つの実験を始めるドキュメンタリー映画。
彼の決めたルールは次の4つ。
・ルール1:持ち物全てを倉庫に預ける。
・ルール2:1日に1個だけ倉庫から取ってこれる。
・ルール3:1年間続ける。
・ルール4:1年間何も買わない。
ドキュメンタリーのようですが、海外ならではの思考、行動力というか。
最初は衣服も全て預け、大事なところは新聞紙で隠すところから始める辺りの本気度が素晴らしい!!
感謝の気持ちをもって手放す
モノを手放す際も入手したときはそれが欲しくて手に入れたはず。
「廃棄する」のではなく「手放す」。
感謝の気持ちをもって、リサイクルできるならリサイクル、手放す場合でも「お疲れ様」の気持ちをもって手放したいものですね。
これまで多くのモノを「手放し」ましたが、結構悩むことが多かったです。
そんなに悩んで「手放し」たからこそ、今後入手するモノについては厳選できそうな気がします。
共感した手放す方法(技術)
手放すモノの写真やデータを残す
モノや本などを手放す場合、そのまま手放すのは何か気が引けるという場合もありますよね。
そんな時は、一旦写真に撮ってデータで残すか、写真に焼いて保存するという方法もあります。
画像が残っていれば手放すときのハードルが下がるし、その分自由に使える空間が増えてよいと思いませんか。
ただ、データでは劣化や破損の恐れもあるため、2つ以上の方法で残すとよいかもしれませんね。
データの保存
・長期保存に適した外付けHDD(ハードディスクドライブ)
・DVD
・有料のクラウドサービスを利用
特に有料のクラウドサービスを使うと自宅が災害被害を受けた際、保管場所は別なのでその点でも安心。
注意!データの保存に向いていないモノ
・通常の外付けHDD(ハードディスクドライブ)
・USBメモリ
・SSD(ソリッドステートドライブ)
メルカリ、オークション代行、出張買取(引越し時も含む)を利用
以前は、所持品を販売する販路としては、フリーマーケットやヤフオクが主流でした。
今では、メルカリもオークション代行も出張買取という選択肢も増加。
自分の個人情報を取引相手に知らせず、取引できるようになったのも魅力の一つですね。
サービス利用が有料、無料の差はあるものの、自分の使っていたものが他の人の役立つと考えると積極的に使っていきたいところ。
現在では引越しの際に引っ越し業者で買い取って、引っ越し料金から割引してくれる場合もあります。
特に引越しの時には売りたいものを事前に個別で売る手間が省けるのは魅力ですね。
モノを送った人や故人は、管理に悩むことを望まない
プレゼントや贈り物、また故人の使っていたものなど思い出のあるものは手放しにくいですよね。
「喜んでもらいたい」「日々の生活で活用してほしい」という思いがあってあなたの手元に届いたと思います。
ここで考え方の転換をしてほしいのが「モノの管理に悩む自分の状態」を送ってくれた相手は望むだろうかということです。
そう考えれば罪悪感も軽減されませんか。
意外に思えた内容
防災用品は捨てない
災害時に生存率を上げるための準備、「防災用品は別」ということですね。
考えてみれば当然の話ですが、手放す話が多かったのでちょっと意表を突かれました。
デッドスペースはデッドスペースのままで
これも良い着眼点ですよね。
テレビや雑誌などで見かける見出し
・洋服ダンス内のデッドスペース「このグッズを使うことで収納力UP!!」
・冷蔵庫の横にはこのラック
・靴箱内でこれを使えば「収納力が2倍に」など
今までは「デッドスペース = まだ置ける」と考えることをおかしいとも思いませんでしたね。
本当に必要なものだけであれば、置き場所を増やすことなく置けるでしょうし。
まさに「無用の用」といったところですね。
「無用の用」とは
役に立たないと思われているものが、実際は大きな役割を果たしているということ。
「ある」理由があれば増やす。
持っている必要(理由)が「ある」のであれば、それに付随するモノも含め増やすというもの。
例えばコンポスト(生ごみを入れて肥料にするもの)とか鉄のフライパン(熱伝導率がよく、耐久性高い、鉄分が取れる)とか。
・肥料として使えて環境にやさしい。
・耐久性が高く長持ちするだけでなく、複数のメリットがある。
上記のような持つ理由が「ある」ものについては付随するモノも併せて増えてもOKという考えのようです。
付随するモノの例
・コンポスト ➡ プランターや植物の苗、種等
・鉄のフライパン ➡ 亀の子たわしやささら等
まとめ
ミニマリストとは
・「自分に必要なものがわかっている人のこと。」
共感した手放す方法(考え方)
「モノ」の置き場所に家賃を払っている
引越しの時に持っていくか考える
感謝の気持ちをもって手放す
共感した手放す方法(技術)
手放すものの写真やデータを残す
メルカリ、オークション代行、出張買取(引越し時も含む)を利用
モノを送った人や故人は、管理に悩むことを望まない
意外に思えた内容
防災用品は捨てない
デッドスペースはデッドスペースのままで
理由が「ある」なら増やす
いかがでしたか。
いろいろ実践はしてみたものの、私はまだ未熟なため多くのモノに囲まれている状態です。
今回の学びを通して、徐々にミニマリストに近づく参考にしていただけたら嬉しいです。
また同じ著者の「習慣」に関する本もあります。
これを読めば「習慣化するためのプロセス」を学べて、3日坊主を改善できるかも。
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